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この度は時間数がとても限られていたので、週1日で5時間くらいになりました。特定の生徒に関わることが主な支援だったので、多くもなく少なくもなくと言った感じでした。とは言え…充分とはとても言えなかったと思います。そんな中でも保健室に度々来室してくる生徒達には丁寧に関わるようにしました。先生ではなく「カウンセラー」として意識して関わりました。
今まで数年過ごしたことのある学校だったので、幾人の先生達とはすでに面識があり、わりとスムーズに関わることが出来ました。特に主に関わっていた生徒の担任とは打ち解けた話も出来て、とてもよい関係でいられたことが嬉しかったです。
生徒達とは「今」の話をするようにしました。どんな気持ちなのか、どうしたいのか…ありのままを受け入れるのはもちろんのことですが、少しでも芽がでかかっていることについては、認めて、励まして、勇気付けるようにしました。学校の中で少しでも安心できる時間を過ごしてもらいたいと思って一緒に過ごしました。
私と過ごした時間の後、教室に戻っていった生徒の顔がいい顔になっていたと担任の先生から教えていただきました。また、私が来る日を心待ちにしている生徒がいると養護教諭から教えていただきました。居てくれてよかったと何人かの先生から言葉をいただきました。少しのお世辞もあるかもしれませんが、そのように思っていただけたことをこの度は嬉しく思いました。
最後の日…親しく関わった生徒に「さようなら」と声をかけました。逃げるようにその子は後姿を見せながら「そんなこと言わないで!寂しくなるから!」と走り去っていきました。今もその姿が目に焼きついています。
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