カウンセラーになりたいあなたへ

私の場合
私が「カウンセラーになりたい」と考えるようになったのは子育てにも一段落して何かをやりたいと考え始めた頃です。大学で心理学を学んでいましたが、仕事を選ぶ時に心理療法分野は選びませんでした。何故なら、その頃の私はまだまだ未熟で自分のことで精一杯だったのです。人の心に関わる仕事は、重く、しんどいものと感じていました。
30才を過ぎて、子どもが産まれました。出産を機会に仕事をやめました。それまでは、ただただ前へ進むだけの生き方でしたが、ホッと一息ついたように感じました。そんな時です。ある新聞記事でスクールカウンセラーの記事を読んで「これだ!」と思ったのです。その頃は社会現象として“いじめ”が頻繁にメディアを騒がせていました。「子どもを支えたい」という漠然と抱いていた思いが「スクールカウンセラーになりたい」と具体的になったのです。
カウンセラーになるために何が必要でしょうか?私は、カウンセリングの理論と技術、そして実践だと考えました。大学では臨床心理学の心理テストの分野について主に学びました。カウンセリングについては習ったのかもしれないのですが、ほとんど記憶に残っていませんでした。そこで、カウンセリングの勉強を新たに始めたのです。勉強を始めてみると、それまでの心理学の知識が思いのほか役立つことに気がつきました。また、学生時代に学んだ女性学や今までの社会経験、ボランティアでのネットワークなどがカウンセリングに結びついていきました。カウンセラーのモデルとなる信頼できるカウンセラーとの出会いもありました。もちろん、カウンセリングに関する本もたくさん読みました。特に、ボランティアでの育児支援や電話相談などは学んだことを実践的に活かせる場となりました。さらに、社会的な立場も確立したいと思い、産業カウンセラーや教育カウンセラー、不妊カウンセラーなどの資格も取得しました。
現在、スクールカウンセラーは臨床心理士か精神科医でなければなりません。臨床心理士を目指してはいますが、大学院を出なければならないなど私にはまだまだ課題が山積みです。今は出来ることからということで個人開業や非常勤として色々な場面でカウンセラーとしてやっています。
人の話しを聴くためには、自分の問題が解決できていることが大切です。最近はカウンセラーになるための講座がたくさんありますが、よく相談されるから向いているのではないかと思って来る人も多いようです。また、そこを訪れる人々は自分の問題を解決するためにやってくる人が多いと言われています。確かに勉強していく中で問題が解決したりする可能性は充分あります。また、相談とカウンセリングの違いも分かってくることでしょう。私も勉強を始めた頃はカウンセラーの資質があるのかとずいぶん悩みました。その時の師は「あなたがなりたいと思うならばそれでいいのではないですか」と力づけてくれました。
カウンセラーとして、私が必要と感じているのは「人は善である」という気持ちです。相手を尊重し、信頼し、大切に思う気持ちがカウンセリングには大事なのではないかと思っています。理論や技術はもちろん必要ですが、カウンセラーとしての哲学や人間性があってこそ理論や技術が生きていくのだと思っています。私は、学び続けること、柔軟であること、自分らしくあることを大切にしていきたいと考えています。

あなたの場合
カウンセラーを目指すならば…参考にしてください。

 あなたがカウンセラーであると仮定しましょう。29歳の女性が相談に来ました。
次の訴えに対する答えのうち、あなたならどう答えますか?

クライエントの訴え
「私は一人でいるのが怖いんです。自殺したくなるんじゃないかと思ったくらいです。自殺したくはないんですけど…でも…とても憂鬱なんです。外に出ようと思っても、自動車の前に駆け出しはしないかと思って外に出るのも怖くなるのです。家にいるのも怖い。自分自身が怖い。医者に行って診察を受けるのも怖いのです。ガンだと診断されはしないかと思って…私の母も祖母も叔母もガンでした。
あぁ、何とかならないもんでしょうか?」

あなたの答え
 あなたの恐怖心は別として、本当にガンではないかと思わせる何かの徴候がありましたか?
 そんな恐怖心に襲われたら、いつでも私に電話をかけ私と話をしましょう。相談室でも、私の家にでも、話をすれば平静な気持ちになれますからね。
 ガンかもしれないと考える理由が何かあるなら、あなたは自分の恐怖心を克服して、医師の診断を受けるように努力しなければなりません。
 この恐怖心をもう少し追求してみれば、あなたが考えているほど現実的なものではないことがわかると思います。あなたは何かを抑制し、罪悪感を感じていて、その為に罰を加えているんだと私は思うんです。
 こんな恐怖のために、ひとりでいることができなくなるんですね。

を選んだあなたは…
 ☞もっとも一般的な答えです。相手の問題について、もっと知り、話し合おうとする気持ちが感じられます。少し冷たいと感じられるかもしれませんね。診断的な態度の答えになります。
を選んだあなたは…
 ☞多くの人が選ぶ答えです。相手に保証を与え、安心感を与えようとする気持ちが感じられます。親身になってくれそうに感じられますね。支持的な態度の答えになります。
を選んだあなたは…
 ☞相手の話の正しさや適切さについて判断しようとする気持ちが感じられます。少し厳しく感じられますが、頼もしくも感じるかもしれませんね。評価的な態度の答えになります。
を選んだあなたは…
 ☞相手の心理や症状の意味を教えようとする気持ちが感じられます。悩んでいる人には難しく感じられるかもしれませんね。解釈的な態度の答えになります。
を選んだあなたは…
 ☞一見頼りないのですが、カウンセリングを勉強した人が選ぶことが多い答えです。相手の話の内容や感情、考え方を正しく理解していることを共感的に示そうとしています。ほっとして安心した気持ちになることでしょう。理解的な態度の答えになります。

さて、いかがでしたでしょうか…
はカウンセラー自身の立場、は相手の立場に立とうとしています。クライエントがこれからを生きていくためには、相手の主体性を重視する理解的な態度が最も効果的だと言われています。理解的な態度は専門的訓練と努力によって獲得されるものです。

●カウンセラー資質簡易テスト
では…、あなたがカウンセラーの資質を持っているのか簡単なテストをしてみましょう!テストしてみたい人はカウンセラー資質簡易テストへ

注意 このテストはあくまでも参考ですよ…


motherly at 2007年03月27日 14:28 │Comments(0)TrackBack(0)clip!初めてのあなたへ 

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